認知症

認知症とは?

認知機能が低下し、日常生活や社会生活に支障が生じる病気

認知機能が低下し、日常生活や社会生活に支障が生じる病気

認知症とは、病気や障害などが原因となって、思考や記憶、判断を行う脳の認知機能が低下し、日常生活や社会生活に支障が生じる病気の総称です。年齢を重ねて人や物の名前が出てこなかったり、物覚えが悪くなったりするということは誰にでも起こるものですが、認知症のもの忘れは加齢による脳の老化とは異なり、進行のスピードが早くなります。

また最近では、生活や仕事に支障がない軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)に対しても早期の診断がなされるようになっており、認知症患者数は軽度認知障害の人も含めて増加の一途を辿っています。

認知症の症状

認知症の症状は、「認知機能低下」と「行動・心理症状(BPSD)」の2つに大きく分けられます。

認知機能低下(記憶障害や判断力・理解力の低下)
  • 同じことをくり返し話したり、聞いたりする
  • 約束したことを忘れる、物をしまった場所を忘れる
  • 火を消し忘れる、薬の飲み忘れがある
  • 注意力や集中力が低下する、すぐに気が散る
  • 考えていることをうまく言えない
  • ドラマやニュースの内容や相手の話す内容が理解できない
  • 今がいつでどこにいるかがわからないことがある(時間と場所がわからない)
  • 家族や友人のことがわからない
  • 料理などの家事、仕事の段取りが悪くなる

など

行動・心理症状(性格や環境、人間関係などの要因から起こる心理面、行動面の症状)
  • 怒りや衝動が抑えられない
  • できないことが増えて気持ちが沈み、うつ状態になる
  • やる気が起きず面倒になる
  • 財布を盗まれたと思い込む
  • 不安などから目的なく歩き回る
  • 寝付けない、朝早く目覚める
  • 患者本人だけに何か見えたり、聞こえたりしている様子がある

など

認知症の種類

認知症は原因となる病気によって分類されており、代表的なものに「アルツハイマー型認知症」「脳血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」の4つがあります(4大認知症)。

アルツハイマー型認知症

アミロイドβの蓄積や神経原線維変化により、脳が委縮して起こる認知症です。
認知症全体の半数近くがアルツハイマー型認知症と言われており、もの忘れの症状から始まってゆっくりと進行していきます。

脳血管性認知症

脳梗塞や脳出血などが生じて、脳細胞が死滅することで起こる認知症です。
障害を受けた場所によって低下する機能が変わることが特徴です。

レビー小体型認知症

レビー小体という異常なたんぱく質が蓄積し、神経細胞が減少することで起こります。
認知機能の変動や幻視、妄想のほか、歩きづらい、動作が遅くなる、筋肉がこわばる、手が震えるなどのパーキンソン症状がみられます。

前頭側頭型認知症

前頭葉と側頭葉の神経細胞が障害されて起こります。
性格の変化や社会性の欠如、異常行動などが初期症状としてみられ、もの忘れは目立ちません。

認知症の検査は?

認知症の検査では、主に神経心理検査と頭部MRI(またはCT)を行います。
当クリニックでは、世界各国で広く用いられている「MMSEスクリーニング検査(Mini-Mental State Examination:ミニメンタルステート検査)」を中心に行っています。

MMSEは認知症の疑いがある場合に行う神経心理検査で、時間や場所、記憶、計算、言語的能力、図形的能力といった認知機能を評価することができます。検査の所要時間は10〜15分程度で、30点満点で27~30点であれば異常なし、22~26点では軽度認知症の疑いあり、21点以下では認知症の疑いが強いと判断されます(※MMSEは確定検査ではありません)。

認知症が心配な方やご家族の受診を希望される方は、一度、大阪市西淀川区の中岡クリニックにご相談ください。

認知症の治療は?

認知症の治療は?

認知症の治療は、薬物療法と非薬物療法を組み合わせて行います。
薬物療法では、中核症状(認知機能の障害)の進行を遅らせるお薬と、行動・心理症状(睡眠障害や徘徊、不安、焦燥、妄想などの症状)に対してお薬が使われることがあります。
また、非薬物療法では、認知機能や生活能力を高めるための運動療法や、昔の出来事を思い出す回想法、認知リハビリテーションなどを行います。

認知症の方は生活に支障が生じたり、周囲の方から注意されたりすることから自信を失っている場合が多くあります。ご本人が自分自身に肯定的な気持ちを持てるよう、ご家族やサポートを行うスタッフが患者様の思いを聞き、日常生活を前向きに送れるようケアしていくことが大切です。

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